納期半減の生産清流化

業務と組織の変革で、しなやかな企業体質を創ります。

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清流化ツールNo39 「半年後の力量決め」
 「生産清流化」は、製造企業における業務革新・組織革新のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に対応できるスピードを獲得します。組織革新を進めるには個人のレベルアップが欠かせません。そのキーワードは「学ぶ化」です。ひとりひとりの行動作法を習慣化することで個人技を向上していきます。

■スキルを上げるステップ
 個人技を上げるには、まず「仕事に必要なスキルが何か」について本人と上司が共通の認識を持つことが出発点です。そのうえで次のようなステップを踏みながら上げていくことが必要です。

スキルを上げるステップ
ステップ実施事項
「仕事に必要なスキルが何か」について本人と上司が共通の認識を持つ
各スキル項目についてレベルを判定する
スキル向上のための計画を策定する
計画の実施状況とレベルアップ状況を把握して必要があれば計画を修正する

■スキル向上のための計画を策定する
 個人のスキルレベルを判定したら、次はスキルを上げる段階です。ひとりひとりに対してどのスキル項目を上げるのかを具体的に特定していくことが必要です。さらに上げる方策を決めて実行していくことも必要です。具体的には個人別のスキル向上計画を策定し、それに基づいて実行していきます。
 「計画など立てなくても仕事は毎日やっているから放っておいてもレベルは上がる」と思われるかもしれません。果たしてそうでしょうか。現実には放っておいたら間違ったやり方で固まってしまうかもしれません。また放っておいたら新しい仕事はやらないでしょう。プロスポーツ選手はシーズン中でも新しい技の練習や筋力トレーニングはやっています。仕事と練習は両方必要なのです。

■半年単位に計画する
 下図は個人目標記述するシートの例です。このシートは半年間の目標を記述し、それに対する実績も記入できるようになっています。

個人目標記述シート
年度所属氏名
   

分類 主要目標 達成手段と時期 中間評価
(3ヶ月)
本人
中間評価
(3ヶ月)
上司
期末評価
(6ヶ月)
本人
期末評価
(6ヶ月)
上司
業務
目標
      
業務
目標
      
能力
開発
      
能力
開発
      

■上司の期待を基に作成する
 個人目標記述シートは、半期の初めに本人が記入します。その前に上司が該当期における方針や一人ひとりに対する期待を伝えておきます。本人は、それをもとに該当期に達成したい目標案を記入します。
 本人が記入した目標案を基に、上司と面談して目標を確定します。各目標が職場の方針や本人の力量向上とどう関連しているかを双方が納得するまで話し合います。

■業務目標と能力開発目標の双方を設定する
 個人目標記述シートには、業務目標と能力開発目標の2種類を記述します。業務目標とは本人が担当する業務上、達成したいものです。主に製品のQCDに直結する目標を設定します。担当する工程の不良発生件数、工数低減、在庫削減などを目標とします。後輩を指導する立場にある人は、後輩への教育なども業務目標になるでしょう。
 能力開発目標は、該当期に実施する力量向上のための活動と達成レベルを表わします。講習会の受講・自己啓発で本を読む・資格試験の受験などが目標となります。ある技術に関して社内の指導的立場になることを目指す人であれば、その技術に関するオリジナル教科書の作成や、社内講習会の開催などを目標とします。

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