納期半減の生産清流化

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製造企業のデリバリー管理とSCM
第2章 サプライチェーンマネジメントの実践
2.5 SCMを誘導する組織と管理会計
 (2)在庫責任は誰か?

 企業内の評価をキャッシュフローやスループット重視に転換した場合に、重要なのは在庫や売上債権に対する責任部署を明確にすることです。見込み生産品を生産・販売している製造業の場合を想定してみましょう。

 売上債権の責任は営業部門が持つのが自然です。原材料在庫・仕掛在庫は生産部門の責任でしょう。もちろん、製品の品質が悪いことが、顧客の支払条件に影響するといったことがあるかもしれません。しかし他部門の要因が影響していたとしても、売上債権の責任は営業にあるとするのが通常です。

 問題は製品在庫です。マーケティング部門が独立していて、製品在庫のコントロールをやっている場合には、マーケティング部門の責任です。しかし独立したマーケティング部門がない場合はどうでしょうか。

 一般消費者向け商品は、消費者の動向を的確に捉えることが難しいでしょう。消費者ニーズがわかれば、それに商品開発と生産を合わせ込むことは比較的容易です。この場合には営業部門が製品在庫に責任を持ってコントロールするのが良いでしょう。

 産業向け商品は、顧客が特定されている場合が多いでしょう。顧客のニーズを捉えることは、一般消費者向け商品よりも容易です。しかし厳しいプロのニーズを開発と生産で実現するほうが難しいのではないでしょうか。この場合には生産が製品在庫に責任を持つのが良いでしょう。

 「在庫責任」とは、言いかえると在庫に関連する評価指標で評価されるということです。特に評価指標のうち金額で表示される管理会計上の指標が重要です。具体的に、どういう評価指標を使えばよいのでしょうか。一例を挙げましょう。

 一般消費者向け商品で独立したマーケティング部門がない企業を想定します。管理会計上の評価指標は、日次・月次の評価・検討で使われる日常管理指標と、新製品の開発・生産・販売で使われる指標に大別されます。
部門評価指標(日常)評価指標(新製品)
社長 キャッシュフロー
スループット
在庫減損を算入した損益
総在庫金額
売上債権・支払債務
総固定費
売上数×(売価−変動費−総固定費÷ボトルネック工程稼働時間×ボトルネック工程での所要時間)
営業部門 部門スループット*
製品在庫金額
売上債権
営業固定費
生産部門 部門スループット*
材料・仕掛在庫金額
材料支払債務
生産固定費
開発部門 部門スループット*
開発固定費 
*売上高(外売り)−変動費−自部門固定費

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