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2024/9/28 能登半島の大雨災害
9月20日から22日にかけて、山形県・新潟県・石川県で線状降水帯による大雨が降った。特に石川県の能登半島では土砂崩れ、断水などで、孤立地域や死者行方不明者が発生した。9月27日までに孤立地域は解消したが、死者12名、行方不明者5名となっている。
今回の被災地域は、2024年1月1日の能登半島地震のそれと重なっている。地震で避難した先の仮設住宅でも浸水があった。地震被害からの復興に追い打ちをかける状態となっている。
地震や大雨は自然災害で避けられない部分はある。しかし被災前の減災への取り組みや被災後の復興に十分な資金と人手をかけていないことによる被害の拡大は、人災である。個人や自治体の対策には限界がある。政府には防災政策と予算の見直しを要望したい。
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