納期半減の生産清流化
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先延ばし症候群 その原因と対策
4.ご褒美不足型と実力不足型の対策
(2)実力不足型の対策

 個人的先延ばしは3種類に大別できます。「現実逃避型」「ご褒美不足型」「実力不足型」です。「ご褒美不足型」の次は「実力不足型」の対策を明らかにしましょう。

  「実力不足型」は仕事などが「うまくいく自信がない」と思っている人です。自信がないのであれこれ心配して先送りします。対策方向は「反復訓練する」ことです。仕事などが実際に「できるようになる」ことが対策になります。

 仕事に対する自信は人間脳で形成されます。しかし仕事などが実際にできるようになるには哺乳類脳を訓練する必要があります。サーカスのクマがオートバイに乗れるようになるのは訓練によって哺乳類脳が鍛えられるからです。

 自転車に乗れない人が本をいくら読んでも乗れるようにはなりません。実際に自転車に跨ってみることが必要です。自転車で難しいのは左右のバランスをとりながらペダルを踏んで前進するという2つのことを同時にやる必要があるからです。自転車の練習で効果的なのは左右のバランスをとるのとペダルを踏むのとを2段階に分けて習得する方法です。

 まずペダルをはずした自転車に跨って両足で蹴りながら進む練習が効果的です。両足を出しているので倒れる恐れがありません。これで左右のバランスをとりながら足を離しても進む感覚を覚えたら、つぎにペダルをつけて漕ぐ練習をします。今では2〜3歳児用ににペダルなし自転車が販売されています。まずこれでに乗って足で進むことを覚えると普通の自転車にすぐ乗れるようになります。

 実力不足型に必要なのは座学よりも訓練です。できなくてもまずやってみることが必要です。毎日やって習慣化することが重要です。そしてひとつができるようになったら次の段階に進むというステップバイステップで進めていきます。

 上司や指導者は本人に「なんとかできそう」という能力観を持ってもらうことが役割です。そのために「時間、材料、道具、お金などの資源がありそう」「手助けがありそう」と思わせるようにサポートしていくことが重要です。
ご褒美不足型の対策

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